ゆるいジョギングを「ゆるジョグ」と言ってみる。ジョギング自体がゆるく走る行為ですが、さらにゆるーく自分に甘く、それでも三日坊主で終わりかねない自分のジョギング日記。その中で、こんなちょっとした工夫でジョギングを楽しんでます、といった事を紹介して行くつもりです。目下、買ったばかりのNike + iPod一式をいろいろ試してます。

Friday, November 10, 2006

Nike + iPodの音声ファイルのさしかえ

Nike + iPodの音声ガイドを、好きなファイルに変更する方法の一例を紹介します(Mac OS Xの場合)。難しくはないけどちょっと面倒。もっといいやり方があるかもしれません。こういうのを簡単に変えられるユーティリティがあるといいですね(Mac OS 9以前のデスクトップテーマ サウンド変更ユーティリティ SoundSet Constructor みたいな)。

Nike + iPodの音声ガイドは、
pausing_workout_JAJP.wav → 「ワークアウトを中断しています」
みたいな感じの多数のWAVファイルで構成されています。これが女性の日本語、男性の日本語というふうにフォルダ別にiPod nanoの中に格納されています。今回は、上記の pausing_workout_JAJP.wav を差し替えてみました。デフォルトのファイルを参考にする場合、iPod nanoの中から引っ張ってきてもいいですがMac上の

(ユーザフォルダ)/ライブラリ/iTunes/Nike + iPod Voice Kits/

の中のzipファイルを解凍しても得られます。書き換えたりする前にデフォルトのファイルはどこかにコピーしてとっておいたほうが良いでしょう(最悪の場合はiPod nanoをリストアするとかでオリジナルの音声に戻せますが、リストアするとnano上のワークアウトデータが消えますよね?)。

サウンドファイルの作成はどのアプリケーションを使っても大丈夫そうです。僕は Soundtrack Pro というアプリを使って、デフォルトのファイルを同じフォーマット、同じ長さのまま編集、上書きしました。Soundtrack Proでpausing_workout_JAJP.wavを開き、Mac内蔵マイクで自分でなんか喋って上書き保存です。ざっと見た限りでは、サウンドファイルのフォーマットは16bit、22KHz、モノラル。恐らく非圧縮でしょう。既存のサウンドファイルを変換して使う場合は上記の値を試してみて下さい。なお、音声ファイルの長さが変わっても大丈夫かどうかは試していません。

自作のファイルができたら、iPod nano上のデフォルトファイルを自作ファイルで上書きします。

(2006年11月15日追記、ここから)
某所で、ターミナル(Terminai.app)を使わずにFinder操作で上書きする方法を教えてもらったので追記します。また、別エントリでまとめなおしています。

あらかじめ、iTunesのiPod nano設定>概要で「ディスクとして利用する」にチェックを入れておきましょう。デスクトップにiPod nanoがマウントされ、中のファイルを触る事ができるようになります。iPod nano上の、音声ガイドのあるフォルダは不可視になっていますが、Finderの"移動"メニュー>"フォルダへ移動..."で、フォルダへのフルパスを入力すればその中身が表示されます。フォルダへのフルパスは

*女声-日本語の音声ガイド
/Volumes/(自分のiPod nanoの名称)/iPod_Control/Device/Voices/sports_female_JAJP_voi/

*男性-日本語の音声ガイド
/Volumes/(自分のiPod nanoの名称)/iPod_Control/Device/Voices/sports_male_JAJP_voi/

となります。それぞれ、多数のサウンドファイルを見る事ができると思います。音声ガイドのあるフォルダを開けたら、自作ファイルをそこにドラッグ&ドロップで上書きすれば完了です。

(ここまで、2006年11月15日追記。以下、Terminalを使う方法)

普通はFinderからiPod nanoの中の音声ファイルにアクセスする事はできないのでTerminal(/アプリケーション/ユーティリティ/ターミナル.app)を使います。

*Terminalの使い方を間違えると面倒な事になりかねないので、よくわからない人はやめましょう。また、どんな不具合が起こるかも不明ですので、自己責任でお願いします。

$ cd /Volumes/(iPodの名前)/iPod_Control/Device/Voices/(音声ファイルのディレクトリ)

を実行すると、音声ファイルのあるディレクトリに移動できます。自分のiPodの名前がわからない人は

$ ls /Volumes

で確認できます。音声ファイルのディレクトリは、日本語でNike + iPodしてる方なら、女性の声がsports_female_JAJP_voi、男性の声が sports_male_JAJP_voiだと思います。このディレクトリ名は

$ ls /Volumes/(iPodの名前)/iPod_Control/Device/Voices/

で確認できます。もしiPodの名前がmypodで日本語の女性の声のファイルをさしかえるなら

$ cd /Volumes/mypod/iPod_Control/Device/Voices/sports_female_JAJP_voi

というふうに、そのディレクトリに移動します。lsコマンドで確認すると多数のwavファイルが存在するのがわかると思います。

あとは、用意したサウンドファイルを上記のディレクトリに上書きコピーするだけです。コピーのコマンドは

$ cp (コピー元ファイル) (コピー先ファイル)

ですね。例えば自作のpausing_workout_JAJP.wavがユーザフォルダ直下にあって上記ディレクトリに移動済みの状態なら

$ cp ~/pausing_workout_JAJP.wav pausing_workout_JAJP.wav

これで上書きコピーできます。

上記で完了なので、Terminalを終了させ、iPod nanoをイジェクトして実際に差し替わっているかどうか確認しましょう...「ワークアウトを一時中断」すると僕自身の声で「ワークアウトを中断しています」...全然嬉しくない(苦笑)。

デフォルトの音声に戻す場合は同じ要領で、自作ファイルをデフォルトのファイルで上書きすれば良いでしょう。あと、iPod nanoは基本的にiTunesとシンクさせて使っていますのでひょんな事(何かのアップデートとか)でデフォルトのファイルに書き換えられてしまう可能性もあるでしょう。

上記の例では1ファイルのみ差し替えていますが、一度に複数さしかえたりディレクトリごと差し替えたりといった事もできると思われます。

 

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